重松清

直木賞をはじめ、数多くの賞を受賞している小説家の重松清さん。自らの吃音体験を元にした小説「きよしこ」を発表し、その他にも吃音をテーマにした作品を多く手がけています。「青い鳥」は後に映画化もされました。そこで重松清さんと吃音についてまとめてみます。

重松清さんプロフィール

  • 1963年生:岡山県出身
  • 1985年:早稲田大学教育学部卒業
  • 2000年:「ビタミンF」で直木賞受賞
  • 2002年:自身の吃音体験を描いた自伝的小説「きよしこ」発表
  • 2008年:吃音症の国語教師を描いた「青い鳥」が映画化(主演:阿部寛)

重松清さんと吃音

直木賞作家である重松さんですが、自身が吃音で悩んだ経験から、吃音に関連する多くの作品を手掛けています。
まずは自身の幼少期の体験をベースにした自伝的作品「きよしこ」。吃音経験者に最も読まれている作品の中の1つです。吃音に悩む少年の葛藤を描きつつ、ファンタジー性もあり、悲しいながらも決してネガティブな作品ではなく、吃音者だけでなく非吃音者にも是非読んでもらいたい作品です。
次に、吃音症の国語教師を描いた「青い鳥」。2008年に阿部寛主演で映画化もされた作品です。いじめで男子生徒が自殺未遂を起こし、大きく揺れていたクラスに臨時講師として着任した主人公。吃音があったため、最初は生徒にも馬鹿にされていましたが、最後には吃音者だからこそ本気の言葉が伝わる作品です。「本当の気持ちを一生懸命聞かないことがいじめだ」という言葉が印象的です。
このように、重松さんは作品を通じて吃音という問題に向かい合った小説家と言えるでしょう。

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