柴田秀勝

声優でありながら俳優としても大活躍されている柴田秀勝さん。しゃべることを仕事とする声優の道を吃音者としてどのように達成したのでしょうか?

柴田秀勝さんプロフィール

  • 1937年生:東京都台東区出身
  • 麻布中学校・高等学校卒業
  • 日本大学芸術学部演劇科卒業
  • 関西歌舞伎に入社するが倒産し、失業。俳優への道を歩む
  • 1969年:久保進氏らと共に青二プロダクションを設立。本格的に声優デビュー

柴田秀勝さんと吃音

柴田さんは子供の頃はかなり重度の吃音症だったようで、特にタ行が苦手だったようです。中学生の頃はバス通学で、当時は行き先を言って切符を買う時代だったそうですが、目的地の「虎ノ門」が言えず、次の「田村町」も言えず、その次の「新橋駅」まで行って2駅分歩いて戻るという通学をしていたそうです。
吃音を克服するため、高校では演劇部に入部したそうです。こので、先生に「歌えば言葉はつかえない。歌舞伎の台詞は歌うようなリズムがあるから歌舞伎を学んでみたら」との勧めで、日本大学芸術学部演劇科に進み、歌舞伎を専攻します。
卒業後に関西歌舞伎に入社しますが、倒産して失業。俳優への道に進むことになりました。その後、青二プロダクションの設立に参画し、本格的に声優デビューすることになります。
柴田さんの転換点になったのはこの時でした。声優の本格デビューとなった「タイガーマスク」でミスターX役を担当しましたが、含み笑いで演じたところ、意外にもリズムに乗れ、た行で詰まる癖を克服できたのでした。それからは精神的にも余裕が出て、どんな役がきても大丈夫という自信になったようです。この時、すでに柴田さんは30代でした。
吃音に悩んでいる方でも声優という話すことを仕事にする職業に就き、しかもその世界の第一人者になれるという事とともに、30代からでも吃音は克服できるという点で励みになるお話です。

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